肩が前に入ってしまうのが気になって、後ろに引いている人を多く見かけます。(私も以前はやっていました。)
まず、肩(腕の一番上端)の部分は前側に丸みを持っていることを知っておきましょう。
胸を広くすることと、腕の(肩の)丸みをなくすことは違います。鎖骨に沿って内側から外に向かって触ると、カーブが前に向かうのがわかりますよね。
前肩と言われるとき、主にやっているのはこのどれか。
・胸を縮めている(もしくは胸を後ろに引いている)
・肘を後ろに引いている
・肩を持ち上げている
・何かを見るときに顔が前に出やすい
肩が前に行くのは、自分を抱える姿勢になるときです。不安から身を守るために無意識に前を閉じてガードしているのです。安全・安心をたしかめることが役に立ちます。
肩を持ち上げているときは、「腕がぶら下がっている」というイメージを持っているときにやりがちです。でも腕は身体の横、肩甲骨の外についています。
肘を後ろに引く習慣がある人は、良い姿勢に誤解があります。
腕が身体の前側につながっていること、肘よりも背中が後ろにあることを思い出しましょう。手はもものやや前側にあります。
腕は鎖骨の内側1点しか軸とつながる場所がありません。肩は上下・前後、自由に動くことができます。前に出るのは何かそうしたい理由があるのです。
Comments