top of page

たくさん練習したり、気をつけることを増やすより

身体に合わない誤った習慣をやめれば、自然な動きが戻ってきます。

​アレクサンダー・テクニークは、無意識でクセになっている不要な緊張を手放すことで、あなた​全体の状態を改善し動き(活動)の質を高めていく、頭と脊椎の関係に着目したセルフワークです。

オーストラリア出身の俳優、F.M.アレクサンダー(1869〜1965)が自身の声のトラブルをきっかけに発見した「自分をより良く使うための技術」で、ダンスに限らず、あなたがやりたいすべてのことに応用できる、動きの「基本原理」とも言えます。

ATはすべての基礎.jpg

「身体は全体がつながっている」「つながって見える動きは美しい」とよく言いますが、アレクサンダー氏が発見したのは、その”協調”のはたらきを左右するカギは頭にあるということでした。他のどの場所が止まるよりも、頭の影響力は強いのです。

首の緊張で頭の動きが止まると、全体に”緊張のスパイラル”が起きて動きがつながらなくなります。

それを”キラメキのスパイラル”に切り替えれば、協調作用がはたらいて、全体の動きはスムースに流れていきます。

緊張のスパイラルにはまる原因になっているのは

・身につけてきた習慣

・誤った身体の地図で動いている(ミスマッピング)

・不安や恐れ

・力が必要だと思い込んでいる

・物理的にできないことをやろうとしている

・動きにくい順番で動いている

・正しい姿勢の誤解 ……等

ほとんどは習慣、勘違い、思い込みなので、自分ではなかなか気づきません。だから、変えにくいのです。

 

アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、自分で”キラメキのスパイラル”に切り替える練習をしていきます。

自分の身体ですから、自分で調整・調律できる方がいいですよね。

スクリーンショット 2021-11-04 23.14.34.png
スクリーンショット 2021-11-04 23.14.16.png
■ダンサーにとって期待できる効果

◎ケガや故障の予防、リハビリ効果の向上

力で強引に動かすのではない身体に合った動きができるので、身体を痛めにくくなります。

今起きている痛みの症状も改善が期待できます。

◎可動域が広がる

動きを制限していた緊張が減っていくので、持っている可動域を最大限活かせるようになります。

 

◎ダンスの上達

​骨のバランスがわかってくると軸が安定します。

力でがんばらないので、速い動きや大きな動きもやりやすくなります。

動きのプロセスがわかってくると、練習の効果もアップしてダンス上達につながります。

◎表現力が豊かになる

​自分全体の意識が変わると存在感がアップします。身体の緊張が解放されると、表現も外に向かたて開かれていきます。

◎あがり症の改善

自分の緊張に気づき、キラメキのスパイラルに切り替えることで、舞台での不安に対処できるようになっていきます。

◎人間関係、コミュニケーションが良くなる

​あなたが緊張をほどけば、相手もリラックスできます。コミュニケーションも良くなります。

その他にもさまざまな効果が期待できます。

体力や年齢など関係なく、すべての人が自分の身体をより良く使っていくことで、なりたい自分になり、やりたいことを実現していくためのレッスンです。

■エクササイズや治療ではありません

●アレクサンダー・テクニークは、運動やエクササイズではありません。

運動やエクササイズをするときに使うことで、より効果的に安全に行えるようになります。

●治療や施術ではありません。

要因となっている習慣を変えることで症状の改善が起こることはよくありますが、あくまでも心身の使い方の学び=教育です。痛みや歪みなどを起こさないための、予防効果は高いです。

アレクサンダー・テクニークは、慢性的な腰痛の改善効果についての検証が、英国のメディカルジャーナル誌で報告されています。医師の証明があれば保険が適用される国もあります。

BODYCHANCE(私の出身校)のHPに、この検証についての記事があります。

自分全体の使い方を変える学びによって、多くの心身の不調やさまざまな症状が改善されたことはアレクサンダー氏の著書でも記されています。

効果
■あのアーティストも学んでいる

海外ではジュリアード音楽院をはじめ多くの芸術系学校でカリキュラムとして採用されていて、音楽家・ダンサー・俳優らのパフォーマンスの質の向上やヘルスケアに役立っています。また、ヨガやピラティス、介護関係や理学療法士、教師など、多彩な分野の人たちがアレクサンダー・テクニークを学び、自身の活動の向上に生かしています。

こうしたさまざまな分野の著名人も、アレクサンダー・テクニークを学び活動を広げてきました。

マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ)、キアヌ・リーブス(俳優)、クリストファー・リーブ(俳優)、ロビン・ウィリアムス(俳優)、鈴木重子(歌手)、ボール・マッカートニー(ミュージシャン)、 ジョン・デューイ(教育学者)、ニコラス・ティンバーゲン(動物行動学者)、ジョージ・バーナード・ショウ(劇作家)・・・ほか多数

bottom of page