「もっと胸を上げて」
先生から言われたものの、がんばっても「もっと」って言われて、どうしていいかわからない・・・
これは若かりし頃の私の経験。
「胸を広く」なんていうのもありますね。
多くの人が「胸を上げよう」としてやるのは
・胸の上の方を引き上げようとする
・背中を後ろから押して胸を前に出す
だいたいどちらかが多いです。私も昔はこれをやっていました。
胸の上の方を引き上げようとすると、首が短くなって肩も上がって全体の動きが窮屈になりますね。
背中を後ろから押しているときは、肩甲骨の下あたりを押すことが多いです。後ろのカーブが前に行き始める肋骨の真ん中あたりですね。
でもここを押すと肋骨の下の方がパックリ・・前に開いてしまいます。背中の下の方もギュッと硬くなって骨盤の動きがやりにくくなります。
頭が後ろにいくので首も窮屈になって、全体の動きにも影響が出ます。
私の今のイメージは
「肋骨全体が後ろに傾く」
これは反る動きでも同じなのですが、肋骨の前側にある胸骨の下の端(胃のあたり)が前にいく、そんなイメージです。
まず大事なのは、頭と坐骨のつながり。中心の軸が長くなっていて(頭と坐骨の細長い三角形)両端は前に向かっていることも思い出しておきます。
その長さがあり続けながら、頭と坐骨が離れていることを思い続けながら、ネクタイの先の胃のあたりが前へ。背中の後ろカーブはそのままに肋骨がやや後ろに傾きます。
そうすると自然に腕が後ろに下りていきます。少し肩甲骨は寄りますが寄せようとはしていません。背中も広いままです。
胸が広がるように呼吸ができるので、肋骨の上の方も自然と上がります。
こちらの記事もどうぞ。→ 「胸を上げるって、どうしたらいいの?」
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